SaaS利用契約書の作成、リーガルチェック、雛形提供

SaaSを利用するための契約書の作成、リーガルチェック及び雛形提供等を、元SEとして長年IT分野の事案に携わってきた経験及び実績に基づき、弁理士・行政書士として対応しております。


SaaSとは、Software as a Serviceの頭文字をとった名称であり、もう20年ぐらい前から存在しておりますが、現在も数多くのSaaS製品が新たに開発されて販売等されております。



クラウドサービスという場合、SaaSである場合も多いので、クラウドサービスとSaaSがごっちゃになっておりますが、SaaSはクラウドサービスの提供形態の一つであるといえます(ほかにPaaSやIaaS等)。



SaaSを提供する際(エンドユーザーが利用する際)、SaaSの提供者と利用者との間で契約書を取り交わしますが、その際、①双方が署名捺印するタイプのSaaS利用契約書を取り交わす、②申込書+利用規約形式として利用者から申込書を受領することで契約締結とする、の二つのパターンがございます。


上記①と②のどちらを選択しても問題はないのですが、B to C向けサービスや、B to B向けでも多くの利用が見込まれるようなタイプのサービスの場合は、②の申込書+利用規約形式がよくみられるところです。申込書+利用規約形式は、双方が署名捺印するタイプではなく、利用者の捺印がなされた申込書が提出されればよい形ですので、契約のハードルが契約書形式に比べてやや低いことと、利用規約形式にすることで、サービスを運営していく過程で新たに発見された問題点等を利用規約に反映して変更しやすいという利点があります。


双方が署名捺印する契約書形式ですと、変更がしづらいので、一度契約書を締結した後に見つかったサービスの問題点等を踏まえた変更というものが利用規約形式に比べてやりづらいというのがあります。



上記のような諸々の事情を踏まえて、②の申込書+利用規約形式の形が割合として多くみられるところではありますが、利用者の規模やサービスの料金等によってはむしろ契約書形式の方が良い場合もありますので、実際のサービスの内容、利用者層、料金体系等を踏まえて①と②のいずれがよいかを検討する必要があると考えます。


当事務所による対応料金等は以下のURL先のウェブサイトの掲載しておりますので、ご確認頂ければと存じます。

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