犬・猫の目が黒くなる原因と対処をやさしく解説

愛犬や愛猫の目が「黒くなった」と感じると、驚きや不安がおそいますが、そこにはいくつかの原因が考えられます。まず、まぶたが黒く見える場合には、**慢性の炎症や腫瘍(たとえばマイボーム腺腫や悪性のメラノーマ)**の可能性があります。また、涙やけによる被毛の変色が原因になることもあります。

次に、結膜が黒ずんで見えるケースでは、慢性炎症による色素沈着や腫瘍などが背景にあることがあります。白目(強膜)が黒く見える場合には、**眼球内の腫瘍(メラノーマなど)**が疑われることもあります。ただし、もともと薄い部分があるため、生理的に黒っぽく見えることもあります。

角膜が黒く見えるのは、慢性炎症による色素性角膜炎や、角膜の一部が薄くなって黒目が透けて見える状態が考えられます。猫特有の「角膜黒色壊死症」という病気もあり、慢性的な刺激や感染症(ヘルペスなど)が引き金になることがあります。

さらに、瞳孔や眼の奥が黒く見えるケースでは、ぶどう膜炎、緑内障、瞳孔の腫瘍などの病気が含まれます。中には、生まれつき胚のう胞が存在する先天的な構造異常の場合もあります。

いずれにしても、目が黒く変化している場合は、慢性炎症や腫瘍など、進行性かつ深刻な原因も否定できないため、早期に動物病院での受診が重要です。症状の進行を防ぎ、適切な治療につなげるためにも、気になったらすぐにご相談ください。

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