槌馬屋の資料について

槌馬屋の資料について

槌馬屋資料館では島崎藤村の長編「夜明け前」の主人公青山半蔵のモデルとなった(島崎藤村の父 島崎正樹)の資料が多く保管されています。

写真は槌馬屋資料館入口付近で見ることができる
「槌馬屋の資料についての書」です。
この書は藤村の息子 島崎楠夫氏が書いたものです。

書を読みくだしますと
下記の事柄が記されています。

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槌馬屋・島崎家はもと馬篭宿内湯舟沢村の庄屋を勤める家柄であった。

中興の祖より連綿十六代に及び、村政、木曽谷行政等に関する資料も豊富に保存されているが、特に『夜明け前』の主人公青山半蔵(馬篭宿本陣・庄屋・問屋を兼役の島崎正樹)自筆の文献を多数所蔵する点で他に類を見ない特色を有する。

かつて木曽は清内路街道と大平街道によって、伊那地方と密接に結ばれていたのであるが、米産地伊那の民と、それを入れて生活の資とした木曽谷の民とは、利害相反する面があった。

文政年間に伊那で計画された天竜川通船一件は長く紛争の種となったが、これに関する木曽側の資料としてほとんど唯一の根本資料も保存されている。

『夜明け前』に描かれた平田国学の徒の動きを考える上に、伊那と木曽と美濃を結ぶ線は重要な意味を持つが、その接点に馬篭宿が位置し天狗党の南下、赤報隊の北上に尽力した青山半蔵の心情と行動を想いみる時、これらの資料は一段と意味を増すものであろう。

その他当時の家具、什器、服装の類も多数陳列れている。

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企業情報

企業名
有限会社 槌馬屋事業所概要詳細
所在地

岐阜県中津川市