遠隔支援ソリューション【HoloLens2】

HoloLens2とは、MR（複合現実）をベースとした｢自己完結型ホログラフィック｣デバイスです。
HMD（ヘッドマウントディスプレイ）というデバイスの種類に分類され、頭に装着するデバイスとなっており、ユーザーが頭に装着することにより、MRを体験できる仕組みとなっています。
多数のアプリケーションと連携することが可能で、主に製造業を中心に、建設、教育、医療の現場などビジネスシーンでの利用も拡大しており、普及が加速しています。

＊MR…｢Mixed Reality｣の略。現実世界と仮想世界が融合された空間を体感できる技術のこと指します。似た技術としてAR（拡張現実）やVR(仮想現実)があります。

HoloLens2は視線やジェスチャー、音声による操作が可能です。つまり、キーボードやマウスなどのデバイスを必要とせず、ユーザーの眼や手、声で操作ができるようになっています。

たとえば、製造現場で作業する際、作業員は両手がフリーな状態で、HoloLens2の画面上に映し出されたマニュアルや手順書を見ながら作業を進めることが出来ます。
また、HoloLens2は｢Remote Assist｣というアプリケーションを使うことで、ハンズフリーでの通話や、画面共有、データの送受信などといったことも可能です。
これにより、遠方にいるエキスパートの作業員とリアルタイムで繋がり、両手がフリーな状態で質の高いコミュニケーションを図りながら作業を進めることが可能です。

そして、HoloLens2の一番の特長は、スタンドアローンで動くという点です。Windows10を搭載しており、ほかのデバイスを利用することなくWindowsを操作することが可能です。また、スタンドアローンである為、コンピューターウイルスや不正アクセスによる情報流出というリスクを避けられるのもメリットの1つです。

また、HoloLens2上で体験する情報は、他のユーザーと共有することが可能です。こういった点も、HoloLens2の大きな魅力です。