破砕系プラントの保全・修繕

破砕系プラントの保全・修繕においてコストダウンを図るためには、まずこれまでの修繕履歴から修繕箇所・頻度・処置方法・費用を洗い出す事から始めます。次に、その情報を踏まえて巡回目視点検を繰り返す中で、対象箇所の重要性・所要費用を考慮しながら短期・中期・長期の計画修繕に仕分けていきます。そうすることでメンテナンス予算をあらかじめ組み易くなります。更に、予備部品の費用・調達納期を勘案してストックの可否、調達時期を決定しておくことで、不測の事故にも対処しやすくなるとともに、生産ラインの停止という最も深刻な事態を回避するためにも有効です。その流れと並行して業務担当者の知識・技能を向上させることで、事故・故障の削減、延いてはコストダウンにつながります。そして、最終的に自社メンテナンスの体制を整える事ができれば、生産性の向上によりコストを回収するという相乗効果まで得られます。保全・修繕の効果は、即効性ではなく持続性を特徴とするため理解されにくい側面もありますが、病気になって初めて健康の良さを知るのと同じで、機械設備もやはり常日頃からの手入れが大切です。京都周辺でご相談頂ければ一度現場を見させていただきます。