金沢・東京堂～オメガ時計・安心のオーバーホール・オリジナル調整計測機器常設

■クォーツ式の時計修理には、機械式時計にはない特殊技術や知識、そして多様な電子計測・調整機器類を必要とします。
■機械式腕時計は修理をするが、クォーツ式の、特に超小型や超薄型あるいは多軸時計やクロノグラフの修理ができないお店が増えています。
■即ち故障の原因が、電子回路や電子部品か、歯車等の機械部分か、駆動系の磁気エネルギーの問題か、外乱磁気の影響かなど、目には見えない要因を追求し、コイルや高密度のLSI・センサー等の正しい取り扱いを習得していなければなりません。
■左の自作装置は、時計に搭載の電子回路を取り去って、時計の駆動コイルの両端に本装置から発生させた駆動パルスを印加させ、そのパルスの電圧・幅・周期などを自由に変化させて、駆動系の発生する磁気エネルギーの末端までのロスの少ない伝達を、歯車類全体の回転の軽さに比例させて確認し、変形したステータの調整とトルク出しも行う為のものです。
　一部の電波時計から小型歯車のクロノグラフほか、スイス製高級クロノグラフに至るまで、使用応用範囲が広いのが特徴です。
■右の装置は、クォーツ時計の消費電流のp-p値が 1000から2000倍にもなる脈流を、入力インピーダンスが等価的にゼロに設計された電流計測回路で損失無く積分した値を、市販の10μA高感度電流計を更に10倍感度アップしたり視覚的に読み取りやすくして正確な消費電流を読み取る傍ら、印加電圧の変化と共に変化する駆動回路の消費電流の変化を、過負荷補償パルス駆動方式を駆動系の根源とする市販の大多数のクォーツ時計の、負荷が掛かった瞬間を検出するものです。また電子回路の不良の発見にも役立ちます。
　また、時計の消費電流から抽出した脈流の変化分を増幅して音声に変換し、音色の変化によって時計の調子が判断できるものです。　
時計を修理しながらも、耳では他方の時計の調子が効率よく確認できるなど、一石二鳥の効果があります。
また、それらの信号を外部のディスプレーに接続して、長時間に亘る駆動状態の変化の把握にも役立ちます。
■上のテスターは出張用です。
■回路設計から製作・調整・校正までを1人でこなすのは大変ですが、その時代に対応した性能に改造できる楽しみもあり、半導体デバイスの新製品への関心も湧いてきます。
■オメガ時計用金属バンドの修理。