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ニューズレター2008年6月号(発行:大阪商工会議所)に掲載されました!!
○ユーザーに「最高のエクスタシー」を感じて頂けることを目標に頑張っているワンオフバイクマフラーメーカー
生野区にあるモリヤス・アイアンワークスは、2007年6月創業のオートバイのマフラーを製作する企業。代表の森下氏は、専門学校を卒業後、整備士や営業職を経験し、父親の経営する金属加工会社に入社。そこで、製造技術を学びながらも「下請け業者」の現実を目の当たりにした。元請け会社が持ち込んだ図面通りのモノを、他の同業者よりも「安く」作る、いわゆる価格競争。他人の3倍以上働いても生活は良くならないし、お客様が喜んでくれることを実感できるわけでもない。
そこで、自社には何が足りないのか、「強みと弱点」を徹底的に洗い出した。強みは、図面通りのモノを正確に作る「技術力」。弱点は、エンドユーザーが求める形を汲み上げ、「付加価値」を高めて形にする「企画力」の無さと、エンドユーザーにそれを伝える「情報発信能力」の無さ。そうした「強み」と「弱点」を明確に把握したうえで、そこに、オートバイのパーツメーカーを興したいという森下氏の学生時代からの「夢」をプラスし、独立開業した。
同時に、マフラーブランド「R‐style」を立ち上げ、オーダーメードのマフラー製作に力を入れ始める。ユーザーの「バイクの使用目的」や「ファッションの傾向」を話し合い、具体的にマフラーのデザインを描いたりする等、徹底的にユーザーの本当のニーズを追求し、そこに環境・性能など「付加価値」をプラスしてから製作に入る。森下氏によると「ユーザーが本当に求める形以上のモノを提供してこそ、「最高の喜び」を感じて頂けるものと信じている」とのこと。
2008年4月から、大阪産業大学・学生フォーミュラプロジェクトと技術協力体制を確立し、レースへの参戦や共同での展示会への出店などを通じて、新技術の開発や情報発信を行っている。最近では、少しずつながら、有名バイクカスタムショップからのオーダーメードのOEM製作の依頼も増え、将来の見通しも明るくなって来た。森下氏は「これからもっと、零細企業ならではの身軽さを生かして、ユーザーの嗜好の多様性に応え、ユーザーの想像を超える付加価値を追求し続け、ユーザーに『最高のエクスタシー』を感じて頂けたら・・」と熱っぽく語っておられた。(東成・生野支部)
商品サービス情報一覧
企業情報
- 企業名
- モリヤス・アイアンワークス(事業所概要詳細)
- 所在地
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大阪府松原市