機械の構造を理解し、自社の機械はキサゲ技術で修理
写真の機械は、昭和42年(1967年)に製造された機械で、
昭和63年(1988年)に私が中古で購入してから26年使ってます。
修理箇所は、NC旋盤で言うとX軸の摺動面です。
ほとんどの汎用旋盤は、バイトを手前に持ってくると、
動きが固くなってきます。それを修正します。
簡単な作業手順です。
まずは、回りスボール・上スボールやワイパー・カバーを
外し、カミソリや送りねじ等を全てばらし、きれいに洗い、
摺動面に光明丹を付け当たりを見ます。
その時、アタリがよく見えるように、
工場の全ての窓や扉からの日光を遮断します。
端面を加工して、中高にならないように注意しながら、
シカラップで取っていきます。
そしてアタリが良好であることを確認し、各部品を組み立て、
切削テストします。
このような工程で進めていきますが、大変根気のいる作業です。
今回は、三本のシカラップ(スクレパー)を使いましたが、
超硬はほとんど使わず、もっぱらキンショクで作業しました。
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大阪府八尾市