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ワエストロは
①離型剤を使用せずウレタン成形を可能にした「離型剤レス」
②ひとつの金型で複数の異なる三次元の意匠・デザインの成形を可能にし、成形と同時にその立体形状や絵柄を転写することで多品種少量生産に対応する「三次元加飾成形」
③物理的に不可能だったウレタンへのメッキ技術「ウレタンメッキ」
これら3つのコア技術をベースに、様々なウレタン成形を扱っており、自動車・バイクに限らず、船舶、飛行機、電車はもちろん、医療機器や介護用品、文房具や建材・家具など様々な分野に対応しています。
中でも、多品種少量生産への技術と提案に関しては自信があり、画期的かつ革新的なご提案が可能です。これまでにコストや技術的な問題で樹脂化やウレタン成形を諦めていた案件でも、弊社技術と知見で課題解決に取り組みます。
また、自社製品ではウレタン畳・マット「くつろぎシリーズ」の生産をし、介護施設や保育園・幼稚園といった社会福祉施設をはじめ、病院、温泉施設、ホテル・旅館、店舗、住宅など、国内外問わず様々なマーケットに向けて販売をしています。
海外を含め、ウレタンのお困りごとなら是非ワエストロへご相談ください。
事業所概要
最終更新日:2024年04月05日
- 企業名(カナ)
-
ワエストロ株式会社
(ワエストロ)
- 事業所名
- 熊谷工場
- 住所
-
埼玉県
- 資本金
-
1,000万円
- 設立または創業
- 2018年
- 従業員数
-
3人
- URL
-
https://waestro.jp
- 業種
-
製造業 > プラスチック製品製造業 > プラスチック製品製造業
- 業務内容
- ウレタン樹脂に特化した成形メーカーで、軟質・硬質ウレタン、ウレタンウレア、バイオマス、インテグラルフォームなど幅広い成形に対応しています。材料開発から試作、型・設備設計、量産まで一貫して承ります。
- 所属団体
- 熊谷商工会議所
多品種少量生産の時代にマッチした革新的ウレタン成形技術
- 工場所在地
-
埼玉県 、
- 製品・技術分野
-
玩具・レジャー品、家具・木製品、医療用器具、文具、医療その他、生活雑貨、建設・建築物、建築資材、金型、自動車、自転車、運搬機、プラスチック加工品、家電製品、冷暖房装置、
- 主力製品・技術
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弊社保有特許である「離型剤レス」、「三次元加飾成形」、「ウレタンメッキ」からなる3つのコア技術をベースに、○医療・介護、○車・バイク・船舶・飛行機、○建機・農機、○雑貨・家具・文房具、○建材 etc. など業界を問わずに主に以下の業務を行っています。
・軟質・硬質ソリッド及び発泡ウレタン材料による成形
・ウレタンウレア材料による各種成形及び塗装
・モールドコートとの組み合わせによるハイブリッド成形
・吸音材との組み合わせによるハイブリッド成形
・塗膜シートとの組み合わせによるハイブリッド成形
・ポリウレタン成形品への塗装及び各種架飾の加工販売
・ウレタン成形技術に関連したコンサルティングと関連設備の開発・販売
・自社製品 生活防水・抗菌ウレタン畳&マット「くつろぎシリーズ」の映像および販売
・エポキシ樹脂によるRIM 成形型製作
・AL によるRIM 成形型製作
・その他ウレタン樹脂成形・プラスチック樹脂成形に関するコンサルティング業務
・小型風力発電機の開発・販売
- 製品・技術の強み
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弊社では原材料のみを仕入れ、案件ごとにお客様のニーズに合わせた材料を独自で開発しています。軽量化、硬度調整、難燃ウレタン、透明ウレタン樹脂、抗菌剤等との配合、割れないウレタン等、ウレタン樹脂に関することは何でもご相談いただけます。
実際の成形技術では、以下3つのコア技術をベースとし、多品種少量生産に合致したウレタン成形技術の提案が可能です。
①離型剤レス製法(特許第5618281号)
ウレタン樹脂成形で欠かすことのできない離型剤ですが、そんな離型剤もメンテナンスや工程を考えると厄介なものです。そこで弊社は、離型剤の代わりに離型性に優れた熱可塑性樹脂の皮膜を形成し、その間にウレタンを注入することによって離型剤を使わずに整形することを可能としました。熱可塑性樹脂は金型に接着しないため、RIM成形(リム成形)の表面にスチレン系樹脂の皮膜を形成。離型剤や、サフェーサーとしての効果を得ることができます。これにより、日頃悩まされていた離型剤も不要となり、工程削減やメンテナンスの手間を省くことができ、コストカットにも大きく寄与します。本来であればウレタンを使って成形したかった製品のはずが、離型剤に起因する問題点であるコストや工程・手間を嫌い、他のプラスチック樹脂での生産を余儀なくされていた案件などは、是非一度この技術のご活用をご検討ください。ウレタンの持つ硬度の自由性、軽さ、断熱性能などを活かしたものづくりに最大限お役立てできる技術です。
②三次元加飾技術(特許第5621102号)
立体の凹凸模様(エンボス)と絵柄を、成形と同時に製品に転写することを可能にした技術がこの「三次元加飾技術」です。従来では金型の表面に直接立体のエンボス加工を刻みこみ、立体的な模様を樹脂に転写していました。しかしながら従来までの製法ですと、製品数に比例した数量分の金型が必要なことから投資がかさみ、多品種小量生産には不向きでした。そこで前述の「離型剤レス製法」をさらに応用し、金型には直接エッチングをせず、代わりに3次元形状のフィルムを使って立体模様を樹脂に転写させることに成功しました。異なった模様が施されたフィルムを使うことにより、たったひとつの金型で、様々な立体形状のついた製品を生産することができる画期的な技術となっており、実際に弊社の「くつろぎシリーズ」は、この三次元加飾製法を使用して生産しています。加飾フィルムは常温で成形品の表面に吸着が可能で、単色であればモールドコートとの併用で繰り返し使用することもでき、大幅なコストカットが可能となり、今後注目される「多品種少量生産」のものづくりに大いに役立つ技術です。
③ウレタンメッキ(特許第5618282号)
離型剤の代わりに溶媒に溶かしたABS系の熱可塑性樹脂を金型に塗布し、表面で被膜可させます。これにより、ウレタンでも既存のABS樹脂のメッキラインでのメッキ加工が可能となりました。静電塗装、または、直接メッキを施したい場合でも、ABS樹脂にカーボン粉末を添加した混合物を仕様することでメッキ加工が可能となります。また、医療部品など、静電気除去が不可欠な製品の場合は、カーボン粉末層からアースを取り、除電することが可能です。物性上、今までウレタンにメッキ加工は到底実現しえませんでしたが、ワエストロの離型剤レス製法を応用し、不可能を可能に変えることに成功しました。この技術を応用することで、投資の面などからインジェクション成形で諦めていたメッキ加工などを、ウレタンで代用することが可能で、さらには今までありえなかった身近な製品にメッキ加工ができるため、そのポテンシャルが期待されています。こうしたメッキ装飾は、文化的な側面から現在発展が目まぐるしい東南アジア市場での需要も見越し、様々な分野・業界で活用すべく営業を展開しています。
- 表彰実績
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第4回熊谷発ビジネスプランコンテストものづくり大賞
- 主要取引先
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ヤマハ発動機様、三井化学様、東ソー様、龍田化学様、大一商事様等
- 国内・海外拠点
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国内のみ
- 加工種別
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表面処理(塗装・磨き)、その他表面処理、プラスチック成型、その他プラスチック加工、
- 製造能力
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弊社内製の場合、少量~中量の生産に向いております。
お客様での内製をご希望の場合は、対応可能な設備設計と材料供給のプランニング、量産方法などのコンサルティングも可能です。
- 保有機械・設備
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型締機、注入器、RIM機等
- 知的財産
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第5720036号、第5830754号、第5618281号、第5618282号、第5821102号、第5943334号
- 証明・許認可
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・日本防炎協会
・事業継続力強化計画に係る認定
- 受注形式
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設計対応、試作品・少量対応、量産対応、OEM対応、
- マッチング(連携)を希望する技術や加工内容
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・大量生産から多品種少量生産への転換を模索している企業
・ウレタン樹脂以外のプラスチック樹脂(ABS、PP、FRP等)の課題解決に取り組まれている企業
・製品の樹脂化を検討されている企業
・介護用品、医療機器などの軽量化、デザイン性向上、静電、硬質から軟質へ材料組成を検討されている企業
・東南アジアでのインジェクション成形に取って代わる成形技術を模索している企業
・薄く、断熱性があり、デザイン性にも富んだ新たな建材の開発をご検討中の企業
・その他ウレタン樹脂でお困りの企業
- 納期対応
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要相談
- 工場見学
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見学可能(事前予約が必要です)
- 所属団体
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・埼玉県産業振興公社
・埼玉ニュービジネス協議会
・熊谷流通センター春秋会および同青経会
・ものつくり熊谷
ウレタン成形のリーディングカンパニー ワエストロ株式会社
出版・著書情報
- タイトル
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プラスチックス2020年5月号
- 著者
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古屋瑞起
- 内容
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○ウレタンの離型剤レス製法による三次元加飾の特徴と事例
当社では、離型剤を使用しない独自のウレタンRIM成形技術をベースとして三次元エンボスを成形と同時に加飾できる三次元加飾製法の開発に成功し特許公開している。本稿では、これらの特許の技術的な部分について解説する。
- 出版社
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日本工業出版
- コード
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07787-05
- 出版年月
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2020年05月10日