ありえなかったウレタンへのメッキ技術「ウレタンメッキ」

ありえなかったウレタンへのメッキ技術「ウレタンメッキ」

離型剤の代わりに溶媒に溶かしたABS系の熱可塑性樹脂を金型に塗布し、表面で被膜可させます。これにより、ウレタンでも既存のABS樹脂のメッキラインでのメッキ加工が可能となりました。
静電塗装、または、直接メッキを施したい場合でも、ABS樹脂にカーボン粉末を添加した混合物を仕様することでメッキ加工が可能となります。
また、医療部品など、静電気除去が不可欠な製品の場合は、カーボン粉末層からアースを取り、除電することが可能です。
物性上、今までウレタンにメッキ加工は到底実現しえませんでしたが、ワエストロの離型剤レス製法を応用し、不可能を可能に変えることに成功しました。
この技術を応用することで、投資の面などからインジェクション成形で諦めていたメッキ加工などを、ウレタンで代用することが可能で、さらには今までありえなかった身近な製品にメッキ加工ができるため、そのポテンシャルが期待されています。
こうしたメッキ装飾は、文化的な側面から現在発展が目まぐるしい東南アジア市場での需要も見越し、様々な分野・業界で活用すべく営業を展開しています。

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