Mitsu Eagray ナルトビエイ革 「アサリの害魚を有効活用」

Mitsu Eagray ナルトビエイ革 「アサリの害魚を有効活用」

#SDGsに取組む新商品
令和2年度ひょうごNo.1ものづくり大賞 選考委員会特別賞
令和2年度ひょうご新商品調達認定制度 第16回認定商品

※ Mitsu Eagray  ミツイーグレイ(ナルトビエイ革)の開発経緯
近年、瀬戸内海では夏場にナルトビエイ(温帯に生息するトビエイ科の魚類)が大量発生し、アサリや牡蠣などにも被害が拡大しています。  このような状況下で、たつの市商工会から依頼を受け漁業関係者と連携し、地元の海洋資源として栄養価の高い健康食品に、副産物である皮も無駄にせず希少価値のある革製品に利用する為に、世界でも例のないナルトビエイ革の試作に取り組む。  試行錯誤の末に、ソフトで手触りの良い革を完成させました。 この革を「Mitsu  Eagray」 ミツ イーグレイと命名、製品をつくって地域経済の発展および地域活性化を目指しています。

※ アサリの害魚  ナルトビエイ
温帯 熱帯の海に生息するトビエイ科の軟骨魚類 分類学的にサメに近く、最大で150cm 体重50k程度にもなる。 動物食性で、近年 アサリなどの食害があります。
ナルトビエイの皮には、アカエイ(ステイングレー)の様な粒状の突起は、無いが当社の独自技術(なめし)により、ソフトで魚類独特の風合いある皮革に仕上げた。

※ 牛革以上の強度
トビエイ科の強靱なヒレを守る皮は、大型魚類にみえる筋が、表皮の下に入っており一般的な魚類の皮より厚みがあり強度もある。  胴体部分、ヒレの表側、裏側と部位によって厚みが異なり、個体の大きさによっても大小となる原皮ですが、一枚、一枚、手作業による肉の除去などの徹底した裏打ち処理をすることによって、安定したなめしを実現している。

たつの市地域伝統のソフトなめしにこだわり、丹念になめされたナルトビエイ革(Mitsu Eagray)は、独特の紋様があり本革らしくしなやかで、手触りの良い感触となっている。 ナルトビエイは、水面上をジャンプ(飛ぶ)することで有名ですが、砂に潜ったりすることがある為、皮の表面に無数のキズもありますが、天然のナチュラルな風合いをいかす為に、透明感のある染料仕上げとしている。 手入れしながら使い込むことによって、より深い味わいが増し経年変化を楽しむことができる革となっている。

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浦上製革所事業所概要詳細
所在地

兵庫県たつの市