膜処理装置　（RO・ＵＦ・ＭＦ）

膜ろ過処理は、現在最も脚光を浴びている水処理技術の一つであり従来の凝集・沈殿・砂ろ過というプロセスに対して、処理向上、設備のコンパクト化やＲＯ（逆浸透膜）の併用により海水の淡水化、超純水の製造・排水の再利用までその応用範囲を広げております。
当社では永年にわたって蓄積した技術をもとに、膜処理を組み入れた新しい水処理プロセスを納入しております。
このプロセスにより、省エネルギー・省資源はもとより産業の発展、生活文化の向上にも大いに寄与できるものと確信しております。

［ＭＦ膜］
液体中の０．０５～１０μｍ程度の形を持った微粒子及び微生物（菌体）を分離除去致します。
・除去対象物：細菌類（大腸菌、クリプトストポリジウム）、濁質成分
・用途：工業用水ろ過、逆浸透膜処理設備の前処理、超純水製造装置の最終ろ過
［ＵＦ膜］
液体中の分子量1,000～300,000程度の溶質又は粒子を分離除去します。
それ以外の水、低分子物質を透過させます。
・除去対象物：細菌類（大腸菌、クリプトストポリジウム）、コロイド成分、タンパク質
・用途：工業用水のろ過、超純水装置の最終ろ過
［ＲＯ膜］
水分子のみ選択的に透過させる膜。
膜両側の溶液間で浸透圧差以上の圧力を高濃度側にかけ、溶媒を浸透現象とは逆に希薄液側に移行させることにより水と溶解しているイオンや分子を分離除去する超精密ろ過です。
・除去対象物：ウィルス、コロイド成分、イオン、低分子
・用途：海水の淡水化、かん水の脱塩、排水の再利用、超純水製造