舌の癖って何なの？！

皆さんは、自分の舌がどこにあるか意識してますか？
実は歯並びと舌の位置には密接な関係があるのです。
歯は、内側からは舌に押され、外側からは頬っぺたや唇に押されています。
その押したり押されたりの力のプラスマイナスゼロのところに歯が落ち着きます。
ですから舌の位置が重要となるのです。
人間は唾を一日に３０００～４０００回も飲み込むと言われます。
その時の舌の動きが悪い方がおられます。
すると画像のような歯並びになることがあるのです。
これでは前歯で物を咬み切ることが出来ませんよね。
矯正治療で歯並びは治すことができますが、装置が外れた後に
どれくらい「安定」するかが問題となります。
舌の位置や動きについて訓練する方法を「ＭＦＴ（口腔周囲筋機能療法）」と呼び
それをしているかどうかが、その後の歯並びに影響を与えます。
上の画像はＭＦＴ無しの場合、下の画像はＭＦＴ有りの画像。
どちらが２年後に安定しているでしょうか？
まだ歯医者の世界でもＭＦＴの重要性を理解しているところは少ないようです。
当院では積極的に取り入れることで、治療後の安定性を高めようとしています。
硬組織（歯や骨）だけではなく軟組織（舌や唇、頬っぺたなど）を
トータルに見て治療に活かしています。
皆さんも一度、鏡でご自分の舌と位置を確認してみては？？